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燃料電池(DMFC)についての質問

こちらでは燃料電池に関する様々な疑問にお答えしています。
なお、燃料電池の基本原理、利便性などについては『そもそも燃料電池って?』のコーナーを参照下さい。

Q : 小型燃料電池のターゲット市場は?

A : 幅広く小型のモバイル機器をターゲットにしています。 具体的には携帯電話や小型の音楽プレーヤーなどです。

 

Q : 将来的に、リチウムイオン電池と燃料電池のすみわけをどう考えているのですか?

A : 燃料電池は小型の発電機です。 燃料であるメタノールの補給は数秒で済み、また機器稼動中にも補給できます。リチウムイオン電池は充電に時間がかかりますが、DMFCに代表される小型燃料電池は燃料補給後すぐに発電するため、コンセントに繋ぐことなく継続使用が可能です。このような特長を生かして、従来のリチウムイオン電池では対応が難しい長時間の連続駆動が要求される用途向けから普及していくと想定しています。

 

Q : 燃料であるメタノールの安全性は問題ないのですか?

A : 安全性には充分に配慮しており、IEC(国際電気標準会議)で策定中の国際基準に沿うように準備を進めています。IECにて策定中の国際基準では、燃料電池搭載機器を使用する際に燃料漏れがない構造を機器とカートリッジ両方に求めています。またカートリッジについても通常の保存、運搬時にも燃料の漏れない構造を求めています。

 

Q : 東芝はPEFC等数ある燃料電池の種類の中から、なぜDMFCを選んだのですか?

A : 小型モバイル機器への搭載には、燃料電池として小型化し易い事、ユーザーの方々が安全に使用できる事が重要なポイントとなります。 例えば燃料に水素を使うものの場合、貯蔵に高圧容器や水素吸蔵合金といった、重くてかさばるものが必要であり、更に燃料漏れを起こさない為の工夫を省スペースで実現する事が難しいのではないかと、東芝としては判断しました。そのため、構造が比較的簡単で、燃料の持つエネルギー密度が比較的大きいにもかかわらず取り扱いが簡単な、メタノールを燃料とするDMFCの開発を進めています。

 

Q : 発電に際して生成される物質はありますか?

A : 水蒸気と、二酸化炭素が発生します。
しかし、発生する分量はごく微量で、環境にはほとんど影響を及ぼすことはありません。
(例えば携帯電話向けDMFCの場合、一台につき小鳥1羽が呼吸で排出するのとほぼ同量の二酸化炭素と水を排出すると概算しています。) また、DMFCは火力発電で発生する窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)を発生しない発電システムで、この点ではクリーンなエネルギーと言えると考えています。