
都心の重要電源としての役割を担う東京電力(株)品川火力発電所。レインボーブリッジ・臨海副都心を間近にのぞむ東京湾と天王洲アイルの高層オフィスビルに囲まれた場所に位置しています。2001年7月に初軸が営業運転を開始しました。総出力は1140MW。熱効率50%以上の高効率を実現した1軸型コンバインドサイクル発電設備です。蒸気タービンや排熱回収ボイラー(HRSG)は都市型発電所にふさわしいコンパクトな設備。ガスタービンには1300℃級最新鋭である9FA+e型を採用して、燃料には都市ガスを使用。環境に配慮して低窒素酸化物(NOx)排出燃焼器を搭載しています。さらにHRSGにはNOxを低減させる高性能の脱硝装置を内蔵しています。

同プラントは60Hzタンデム型蒸気タービン・発電機として世界最大容量の1,000MW機。高効率化を図るとともに、信頼性を確保したうえでの合理化も推進したのが特徴です。主蒸気・再熱蒸気には24.1/4.1Mpa、566/593℃の高圧・高温蒸気条件を採用して高効率化を図りながら、一方では主タービン全長は既設700MW機と同じくらいに抑えてコンパクト化を実現しています。新技術も積極的に採用。単胴型脱気器・新型管配列復水器をそれぞれ導入。発電機においても水素ガス圧を従来の700MW機の0.41MPaから0.52MPaに高めて冷却能力を向上させたり、大容量化にあわせて高強度の軸材・保持環材を開発したりしています。4号機は2001年11月に、5号機は2002年11月に営業運転を開始しました。