座談会

東芝システムテクノロジーってどんな会社?

信頼できるシステム、支え続けるテクノロジー…具体的にはどんなことをやっているのだろう?そんなふうに思っている学生さんは多いのではないでしょうか。
ここでは入社5年前後の若手社員3名が、東芝システムテクノロジーのあれこれを、ざっくばらんにお話しします。

Y.Kさん 2019年入社
発電制御事業
システムソリューション第四部
発電監視制御システム第三担当
出身学部・学科:工学部・情報工学科

J.Yさん 2018年入社
電力流通事業
システムソリューション第六部 
電力・情報システム担当
出身学部・学科:理工学部・情報工学科

H.Kさん 2021年入社
情報制御事業
システムソリューション第一部
情報システム第二担当
出身学部・学科:理工学部・精密機械工学科

本日は各事業の若手ホープ3名による座談会ということで、楽しくそして学生の皆さんに伝わるような話ができればと思います。

業務について

まずは皆さんの業務内容について教えてください。

H.Kさん

情報制御事業の業務を行っています。主に再生エネルギーに関係するソフトウェア開発、Webアプリケーション開発をソフトウェア設計から組合せ試験まで一貫して携わっています。
再生エネルギー事業は東芝グループとして現在力を入れている事業であり、その事業に参加できていることは仕事としては大変ですが、やりがいをもって取り組んでいます。

J.Yさん

私は中国から日本の大学に進学し当社へ入社しました。電力流通事業で、電力会社の中給システムの需給情報管理や保守対応・プログラム開発などを行っています。中給システムとは、電力の需要/供給が一致するように系統監視/需給バランス(需要/供給:周波数)を調整し、電力の安定供給をコントロールしているシステムです。このシステムでは供給力(発電量・取引による調達量)/総需要などのデータを管理し、これらの情報を社内他部門や他電力、電力広域的運営推進機関、広域需給調整システムなどに情報伝送して共有・活用されています。でんき予報はWebサイトなどで公開されているので親しみがあるかと思います。

Y.Kさん

発電制御事業の水力部門で、自社で開発・製造した製品をお客様に納める発電自販チームで業務を行っています。当社はエンジニアリング会社なので、ソフトウェアのシステム開発に携わる方が大半を占めるのですが、私が担当しているのは社内では珍しい「ものづくり」を行っている機種なので、社内的にも特に力を入れています。営業的なこともしますし設計もやります。幅広いことができる部署です。

入社前と入社後で業務内容のギャップはありますか?

H.Kさん

私はいま業務でAWSなどをやっています。ギャップとは違うのですが、最新の技術に触れ学べることができるのがとても楽しくて…すごい!っていう感じです。AWS上のソフトウェア開発もやらせてもらっているので、とても充実しています。

H.Kさんは「応用情報の資格を取りました!」と言って入社してきたのがとても印象的でした。J.Yさん、Y.Kさんはどうですか?

J.Yさん

特にギャップは感じていません。ソフトウェアを開発したり製造したりしながら、PythonやAWSなどに触れて新しい知識を得られることがとても楽しいです。学生時代に情報工学を専攻していましたので、専門知識を生かせていると感じています。

Y.Kさん

私はギャップしかありません(笑)。学生時代はプログラミングをやっていましたが、今は回路設計がメインでハードや機械の知識を必要とされていて…周りの方に聞いていろいろ学びました。けっこう辛いことも多かったです。

とても溶け込んでいるように見えますが…。

Y.Kさん

実際に現場に出てお客様とお話ししながら、システム全体の中でハードはこういうことが必要なんだと理解することで自分の役割が分かってきました。全体像を把握するようになって変わってきましたね。

ギャップを跳ねのけて自分のものにしている「強さ」を感じますね。
業務のやりがいについてはいかがですか?

H.Kさん

学生時代は機械をいじるようなことをやっていましたので、社会人になってから情報系のことをとても勉強しました。自分が作ったソフトウェアが正しく動作しリリースされたときには本当にうれしいですね。今後は海外への案件などが予定されていますので、国内外問わず使えるアプリケーションの開発に携わりたいです。

J.Yさん

私たちが設計・作成したプログラムが、電力会社のこんなに大きなシステムで日々問題なく正常に動いていること、重要な情報を各システムに正確に転送していること、お客様との信頼関係が築けていること、仕事に関するすべてのことにやりがいを感じています。

Y.Kさん

お客様にシステムを提案し受注してから、製品製作し現地で運用開始するまで、すべてのステージを担当するのは業務量が多く忙しいのですが、お客様と直接コミュニケーションをとる機会が多いので、やりがいは凄くあります。また短い期間で多くの経験ができるため、とても早く成長できる環境だと感じています。

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社内コミュニケーションについて

先輩社員への接し方、コミュニケーションはどうでしょう。関わることが多い一番身近な存在だと思いますが。

Y.Kさん

私のやり方はあまり参考にならないと思いますが(笑)…あえて生意気な態度で臨みます。そうすると「なんだこいつ」みたいな感じで逆に気にかけてもらえるというか…。その隙を狙って懐に入り、「教えてくださいよ~」と甘えて教えを請います。

そういうやり方もあるんだね。

Y.Kさん

話す・聞くだけのコミュニケーションではなく、関係者と良い関係性を築くことこそ大切なコミュニケーションなのだと思います。

H.Kさん

先輩の方々はとても忙しくしているので、なるべく要点をまとめてから聞きに行くようにしています。不明点をなるべく早くつぶし次に進むためにも積極的にコミュニケーションをとりますが、話は短く簡潔に終わるように心がけています。

Y.Kさん

素晴らしい…。

J.Yさん

私は図々しく聞いています(笑)。3年間面倒をみていただいたOJTの先輩からは、苦手な日本語の文章のチェックから設計のレビューまで、細かくチェックが入りコメントもいただいています。業務のことだけでなく私の将来についての質問にもていねいに答えてくれます。密にコミュニケーションを取り相互理解を深めることで、業務効率の向上にも役立っていると思います。

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研修・教育・スキルアップについて

J.Yさんの話に出てきたOJT教育ですが、3年間みっちりと先輩がついてくれるというのは、当社の特長の一つです。そのほかの教育もいろいろ受けたと思いますが、印象に残っている研修などはありますか?

Y.Kさん

新入社員研修では東芝グループ合同の研修(CEP)というものがあり、社内の同期だけでなく東芝グループの同期・仲間がたくさんできました。いまでも仲が良く、最高の友人であり、かけがえのない財産となりました。たまに集まると、仕事の話だったりプライベートの話だったり…社内の人とは違った刺激があります。

J.Yさん

私もCEPではグループ内の同期と交流を深めました。社内の新入社員研修では、同期とともに教育プログラムを受けたり、食事をしたり、仲良くなることができてとても充実した時間を過ごしました。

H.Kさん

私の時はちょうどコロナ禍で、いずれの研修もオンラインでの参加でした。CEPは1カ月、当社の研修は2カ月あり、とても充実していて社会人としての自覚が芽生えました。

CEPは社内外の人と仲間になることができる貴重な体験ですね。
自身の専門性を高める教育は何か受講しましたか?

H.Kさん

AWSなどは何度か受講しました。社外の研修も自分で調べて上司に申請してなるべく受けるようにしていますので、知識を高めることはできていると思っています。

Y.Kさん

外部ですか?すごいですね。私は資料を見つけてひたすら勉強するのみです。発電自販チームでは製品に触れる機会が多いので、OJTで教えてくれる先輩から課題をもらい、製品を操作しながら理解を深めています。場数を踏んで経験を積んでいく感じですね。

J.Yさん

社内では定期的に技術教育の受講者を募集していますので、計画を立てて受けるよう心がけています。自分のスキルや知識を向上することができる有効な手段です。

教育に関しては部門や個人によってカラーがありますね。そうはいっても皆さん技術者でいる限りは専門性を高めていくことを避けて通れません。

J.Yさん

基本は勉強だと思いますが、それを身につけるには実践での経験が大事だと思います。会社でイベントもありますので、参加していろんな人と出会うことで自分を高めるのも良い経験の一つです。

H.Kさん

私も勉強と経験と両方ですね。経験したらそれをちゃんと使える知識として残したいので、勉強も欠かさないようにしています。

やはり技術者は勉強ですね。しっかりと学べる人が、会社で必要とされる人に成長していくと実感しています。

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ワークライフバランスについて

皆さん、休日はどのようにして過ごしていますか?

J.Yさん

家族が中国にいますので、ビデオ会話で楽しんでいます。また、友人とよく食事にも行きます。

Y.Kさん

好きなだけ寝ています(笑)。あと実は最近車を買いまして…音楽を聴きながらふらっと走りに出かけます。

H.Kさん

買い物が好きでよく出かけます。洋服が好きなんですよね。

Y.Kさん

スラっとしているし、お洒落だよね…。

J.Yさん

背も高いし。

(一同うなずく)
仕事との両立はどうですか?

Y.Kさん

両立というと話が大きくなりそうですが、自分で満足しているので問題ない気がしています。たまに休日出勤もありますが、やりがいを感じてやっています!また、同僚や友人と飲みに行くことで、仕事の疲れを忘れ頑張ることができています。

H.Kさん

私は、お休みはしっかりと取れています。仕事に関してやることをまとめ、開始と終了を管理することでオンとオフの切り替えもバッチリです。

J.Yさん

多少の残業があったり土曜日に出勤したりすることもありますが、その分日曜日にリラックスして過ごしています。連休には好きな旅行に出かけることもあり、仕事を忘れて楽しんでいます。

皆さん、自分なりに工夫されて過ごされているのですね。

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東芝システムテクノロジー自慢

最後に当社のいいところ、会社自慢を聞かせてください。

Y.Kさん

職場はベテラン技術者が多く忙しい人ばかりですが、それでも気軽に話したり、言いたいことは我慢せず言えたりできる環境で、仕事以外でも困った時はすぐに相談するほど年齢に関係なく仲が良いです。また、自分で仕事をコントロールすることができるので年休取得を調整しやすい環境です。通勤は自分の好きなスタイルに合わせたスーツや私服で通勤できます。さらに、フレックス制度もあり、ワークライフバランスを考えて勤務できるところに働きやすさを感じます。

J.Yさん

東芝府中事業所には、食堂や売店、公園など多くの施設があるのでとても便利で快適です。自分の部署に加えて他部署、協力会社、東芝グループ会社もあるので、他部門メンバーとのコミュニケーションや協力ができます。また、職場にはさまざまな国籍の方がいるので、とても豊かな環境です。
社内では部門横断でアイデア発掘イベントを実施しています。私はこのイベントにも参加しました。他部門メンバーと協力して自社用ツールの開発を実施しました。また、社内にはイノベーション活動もあります。私たちが作成したツールや世の中に便利な機能紹介などを専用HPに記載ができるので、知識や技術的な情報を共有することができます。

H.Kさん

福利厚生と人の良さを常々感じています。仕事をきちんと調整できていれば年休もしっかり取れます。働きやすさは抜群です。
先輩方の技術はすごくて…経験からくるのだと思いますが、今まで積み上げてきたものが全然違うので、分からないことを聞いたら「こんな感じじゃない?」がすぐにでてきます。当社の一番の自慢は、技術がスゴイところです。

Y.Kさん

当社には、いま世の中の一般産業で動いているようなシステムの根幹を、こうあるべきだの「べき」を作ってきたような人たちがいます。この方たちがいなかったらこういうシステムになってなかった…そういうくらいのすごい人たちです。そういう方々から実際に学べる環境で、基本の「き」から、新しい技術までの全てを学びとることができる、東芝システムテクノロジーはそんな素晴らしい会社です。

最後はきれいにまとめていただきました(笑)。貴重なお話をありがとうございました。

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