日本のインフラを支える
大きなステージで
持っている技術を存分に発揮

N.Kさん
2011年度入社
電力流通事業 システムソリューション第五部 保護システム担当
出身学部・学科:工学部・電気電子工学科

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電力系統に関わる仕事がしたい
その思いは中学時代から

中学生の時、『地球のステージ』というNPO法人の公演を見る機会がありました。
医師でもあるNPO代表の方が、恵まれない地域で支援を通じて感じた、生きる勇気や人間の底力を伝えていました。
この公演の中で明りが灯る鉄塔の下に子どもたちが集まり教科書を見て勉強をしている姿がとても心に残りました。
当たり前のように各家庭に届き、私たちが使っている電気は当たり前ではないんだと…。この公演をきっかけに、電気の勉強をしたい、電力系統に関わる仕事がしたいと考えるようになりました。
就職活動では、電力会社や鉄塔設備の会社など、発電してから家庭に電気を送るシステムを開発する会社を探していたところ当社に出会いました。
東芝グループという日本のインフラを支えている大きな会社で、たくさんの技術を持った方々と一緒に仕事ができるということに、とてもワクワクして入社したのを覚えています。

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電力設備を保護し
安定した電力供給を実現

日本の電力系統は、特別電圧、高圧、低圧と徐々に電圧を変えながら消費者に電力を届けています。私の部門では、電力の安定供給を目的として設置される保護システムの開発や、電力系統監視制御システムの開発を行っています。工場や人々の生活に欠かせない電力を安定的に供給することで、社会インフラを支える重要な役割を担っています。
その中で私が担当しているのは、電力系統保護システムです。電力系統に事故が起こった際に電力設備を瞬時に保護する組込システムを開発しています。発電所・変電所・送電線を守る保護装置はいろいろな種類がありますが、「保護する」というのは、何らかの障害が起きた際に瞬時に電力を遮断するということです。一般家庭で電気を使いすぎたり、漏電したときに「ブレーカーが落ちる」というのと基本的には同じです。電気を遮断し、設備を守り、皆さんへの影響を最小限に抑えるための努力を日々続けています。

誠心誠意を尽くせば
災い転じて福となす

印象に残っている業務は、今まさしく担当しているデジタル変電所です。正確に言えば、これから印象に残るであろう業務ということになりますね。変電所の設備間のデータを全てデジタル化した新しい変電所で、この数年で国内多くの電力で適用される計画です。今後の主流となる設備であり、2025年の大阪万博で初めて適用される予定です。問題なく稼働するだろうかという不安と、世界中から集まるこの施設に自分が関わっているという喜びが半々です。開幕された折には家族と一緒に行ってみようと計画しています。
苦い思い出は、お客様立ち合い試験の際に一部の機能が仕様と異なることを指摘されたことです。出荷までの1週間で修正しなければならず、社内の有識者が集まり対策を検討、チームで対応を分担、複数メンバーで並行して試験を実施し、期限の2日前に完成することができました。本当にキツイ1週間でしたが、お客様からは逆にお褒めの言葉をいただき、より深い信頼関係を築くことができました。苦い思い出は、結果的には良い思い出になりました。

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1日のスケジュール

1日のスケジュール
8:15 出社・チームミーティングにて当日のスケジュール作成
9:00 コーディング & デバッグ(1時間毎に、5分休憩を挟みながら実施)
12:00 昼休み
13:00 デバッグ結果整理(1時間毎に、5分休憩を挟みながら実施)
15:00 打ち合わせ & レビュー
17:00 残件整理、日報作成
17:30 退社

休日の過ごし方など

趣味は食べ歩きで、特にラーメンが大好きです。府中界隈のラーメン店は行き尽くしていると思います(笑)。子どもがもう少し大きくなったら一緒に行きたいですね。
平日はなかなか体を動かす機会がありませんので、休日は草野球や子どもの相手をして心身ともにリフレッシュしています。

ラーメンの写真

メッセージ

大学時代に半年ほどオーストラリアに留学したのですが、留学当初は馴染めず苦労しました。途中で一念発起し日本のことを頑張って伝えたいと思ったときから変化が出てきました。どんなときでもでも伝えたいという思いとコミュニケーションはとても重要だということをこの時に学びました。
皆さんも、どうすれば相手に伝わりやすいかを意識して話すようにすることで、社会人になってから大きく役立つと思います。

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