業務アプリケーションのクラウド化を推進
現在担当しているプロジェクトは、大手メーカーが使用している業務アプリケーションをクラウドに切り替えることを目的としています。私は、そこでPMO支援を行っています。プロジェクトは、アプリケーションの選定、切り替えに向けた作業、アプリケーションの移行、運用というフェーズで進んでいきます。
プロジェクトのメンバーは全員リモートワークとなるため、進捗状況を確認する定例会議はすべてWeb会議形式となります。その際のファシリテーションも担っているので、どう進めたら良いのかを日頃から工夫しています。例えば、予定通りに進んでいるタスクの報告は簡潔に済ませ、重要事項の検討時間を確保するようタイムマネジメントしています。また、工程管理は年間のマスタースケジュールから作業項目が細分化し、日々チェックし、遅延がある場合はリカバリー策を検討し提案しています。
クライアントとの信頼関係づくりに注力
クライアントに提供する資料が、使いやすいものになっているかどうかにはこだわっています。そういった工夫の積み重ねで、クライアントとの信頼関係を作り、「これもできますか」「こちらもお願いして良いですか」という相談や依頼が、クライアントから少しずつ増えてきています。最近では、プロジェクト情報共有サイトの運営改善の提案も頼まれました。新しいタスクが次々と出て来るので、常に何かに挑戦している状態です。
プロジェクトを推進していく上で、改めて重要性を実感したのはコミュニケーション力です。特に、「自分の伝えたい要件を簡潔にまとめる」「決まった時間の中でクライアントの要望を正確に引き出す」といったスキルが必要になってきます。その点は、前職での営業職の経験を活かすことができています。例えば、受注時の打合せのストーリー作りや時間内でお客様を受注契約まで導く交渉術などが役に立っています。
まだ初めてのプロジェクトなので、「こういったソリューションを提供した」とか「こんなバリューを発揮できた」と言える成果はないですがこれからです。
チームのために何ができるかを常に考える
クラウド移行は多くの企業で取り組まれているテーマだと思います。移行の対象が基幹システムの場合は、数多くのステークホルダーが絡んでくるので、綿密な計画を作らないといけません。それを決まった期間の中で終わらせるには、高度なノウハウやプロセスが必要になってきます。プロジェクト全体が、スケジュール通りに進行できるよう管理していくという仕事は、まさにコンサルタントにならなかったら経験できなかったと思います。
コンサルタントとして、クライアントに「この会社、このチーム、この人に任せて良かった」と思っていただけるパフォーマンスを提供していきたいと思っています。「あなたたちがいないと仕事にならない」「次もぜひ協力してほしい」と言っていただけるよう、チームに貢献する姿勢を持ち続けることを大事にしています。チームで結果を出すために、自分はチームのために何ができるのかと常に考えていきたいと思っています。まずは、今回のプロジェクトを最後までやり遂げ、クライアントから「ありがとう。おかげで順調に終わったよ」と言ってもらえるような仕事をしたいです。