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コラボレーション・ツール(Web会議システム)比較表

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テレワークにおけるコミュニケーションツール比較

      ※2020年8月時点情報に基づく

ツール Teams Slack Zoom Google Meet GoTo Meeting WebEx Meeting
メーカー Microsoft Slack Zoom Video Communications Google LogMein Cisco
テキストチャット circle

グループ、スレッド、個人単位でチャット可能。メンバーのオンラインステータス確認がしやすい。

スレッドが多くなると、見づらくなり、動作も重くなる。

改行キーで送信されてしまうのに若干のストレス有

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グループ、個人単位でチャット可能。

メッセージ履歴の検索機能と、カジュアルでユーザフレンドリかつ機能性の高いUIがdcircle

多彩なスタンプが利用可能だが、このカジュアルさは経営者によって好みは分かれるところ。

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グループ、スレッド(チャンネル)個人単位でチャット可能。

シンプルなUIで、DropboxやOneDriveといったクラウドストレージからすぐファイル共有できるのがcircle

プロジェクトメンバー単位のオンラインステータス確認がややしづらい。

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グループ、個人単位でチャット可能。

単純なテキスト送信のみで、チャットボックスからダイレクトにファイル共有できないのもtriangle

Web会議の通信が不安定になった際の補完用。

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グループ、個人単位でチャット可能。

チャットボックスが小さく若干入力しづらい。チャットボックスからダイレクトにファイル共有できないのもtriangle

こちらもGoogleMeetと同じく、Web会議の補完用という位置付け。

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会議に参加している人限定で、グループ、個人単位でチャット可能。

チャットボックスが小さく若干入力しづらい。チャットボックスからダイレクトにファイル共有できないのもtriangle

こちらもGoogleMeetと同じく、Web会議の補完用。

社内コラボレーション用にチャット利用する場合は、WebExTeamsという別製品を利用する必要あり。

WebEx Teamsのチャット機能評価はcircle

ビデオチャット circle

画像、音声品質はスカイプから改善したが、他ツールに比べると改善の余地有。

背景マスク可能。

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画像、音声品質○、UIもシンプルでITに詳しくないユーザーでも直感的に利用しやすいデザイン。

背景マスク機能がないところだけがマイナスだが、アドオンアプリでカバー可能。

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画像、音声品質circle、バーチャル画像でバックがブルーでなくても背景マスク可能。

洗練された使いやすいUIで子供でも利用できる。そつの無い作りで穴がない。

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UIはシンプルで使いやすいが、画像と音声品質が他ツールと比べやや見劣りする、通信も若干不安定。

背景マスクにはアドオンアプリが必要。

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各1時間程検証した筆者視点では、通信の安定性が今回比較したツールの中では一番高い。

画像品質も非常に良い。背景マスクも可能。ただ、設定画面が若干複雑なので、使いこなすには相応に時間が必要。

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画像、音声品質は良いが、会議特化型の為、他チャットツールのようにすぐに話しかけて始めることはできない。

背景マスクにはアドオンアプリが必要。

(1:1会議のように会議体を作成して始める必要がある)

バージョン(Mac:40.6/Win:40.7)以降で背景マスク機能がリリースされているが、旧バージョンを継続利用しているユーザーは利用できない。

こちらも社内コラボレーション用に利用したい場合は、WebExTeamsを併用する必要がある。

Web会議 dcircle

デスクトップ、プログラム、資料、ライブ議事録共有、ToDo管理、録画、ホワイトボード等ビジネスミーティングで必要な機能は十二分。

発言を自動でテキストに起すDictation機能は秀逸。

その分UIが複雑になりがちだが、決して使い勝手が悪い作りではないので、慣れれば問題無い。

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デスクトップは共有できるが、それだけしかなく、ビデオチャットというより会議という観点で、Slack単独では機能不足。録画もできない。

他アプリとの連携でカバーしているが、ITビギナーには活用が難しい。

有料版でも15人までしか接続できないのもtriangle

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不特定多数に対するWebinar機能はcircleだが、社内会議用としてはTeamsに比べるとタスクやToDo管理面で単独利用では機能不足感がある。

他アプリとの連携でカバーしている。

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G Suiteユーザーであれば、G Suiteの他製品連携で、ファイルや議事録共有が可能なのでcircleだが、そうでなければ、機能不足でtriangle

英語しか対応がないが、Dictation機能のヒアリング力は非常に良い。

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Web会議に必要な機能はほぼ網羅しているが、タスク、ToDo管理面は弱い。通信安定性の高さがcircle。Dictation機能もあり、ヒアリング精度が高い。

Webinar利用する場合は、別製品を購入する必要あり。

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Web会議特化型ツールなので、会議に必要な機能は網羅しているが、全ての機能の利用にはデスクトップアプリの利用が必要。

リアルタイムのDictation機能は無いものの、録画した会議の音声を後から文字に起すTranscripts機能があり、議事メモとして代用できる(現時点英語版のみ) タスク、ToDo管理系には、WebExTeamsの利用が必須。

Web会議同時表示人数

9人

49人に拡張予定だが、個人的には9人でも十分

1人

他アプリと連携利用する場合は、連携アプリの仕様に依存

49人

16人

25人

25人

Web会議最大同時接続人数

250人

15人

無料版は1:1のみ

100-1000人

購入ライセンスによる

100-250人

購入ライセンスによる

250人

100-1000人

購入ライセンスによる

時差補正
(Time Zone Tracking)

対応

非対応

他アプリカレンダーとの連携で可能

対応

対応

Googleカレンダーが必要

対応

対応

モバイル対応

iOS, Android

Web/アプリ両対応

iOS, Android

Web/アプリ両対応

iOS, Android

アプリのみ

iOS, Android

Web/アプリ両対応

iOS, Android

アプリのみ

iOS, Android

アプリのみ

無料版

※機能、ストレージ容量に制限

※機能制限有、企業で利用する場合はほぼ有料版が前提

※機能、ストレージ容量に制限

※機能制限有、企業で利用する場合はほぼ有料版が前提

※機能制限有、企業で利用する場合はほぼ有料版が前提

有料モジュールの無料体験版

※但し、有料版を持つユーザーが、ゲストとして他ユーザーを招待すると、ゲストも有料版機能を利用することができる

※日商エレクトロニクスとのコラボ企画

※GSuiteに14日間の無料サブスクリプション期間

 

14日間

他アプリとのインテグレーション dcircle

Office365の1製品であり、Office製品との親和性はNo1.また、他社アプリ群ともフレキシブルな連携が可能。

よく使うアプリを一元管理できるところもdcircle

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足りない機能は、他アプリとの連携でカバーしている、ZoomやGoToMeetingとシームレスな連携会議が可能。

電子署名や、ファイル管理等もアプリ連携が前提となっているが、設定がやや難しい。

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OutlookやGoogleカレンダーとシームレスに連携しスケジュール管理ができる。

ファイル共有も各クラウドサービスをワンクリックで連動可能。プロジェクト管理、ワークフロー、電子署名系アプリとの親和性は高くない。

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GSuiteの1製品である為、GSuiteの製品群との親和性はdcircleだが、他サードパーティアプリとの連携には力を入れていない。

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Slack,Outlook,Googleカレンダー,Salesforceとの連携機能がビルトインされているが、その他のアプリとの連携は弱い。

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WebEx Meeting単体では、Gsuite, Teams, Slack、Zoom等のミーティングアプリと相互連携しているだけだが、WebExTeamsを利用すると、ファイル管理、プロジェクト管理、HR系の様々なアプリとフレキシブルな連携が可能になっている。

導入・運用の難易度 triangle

機能が多い分、設定事項も多く、企業規模が大きくなるほど、利用ガイドラインの設計や運用でIT部門の負荷が高くなりがち。他製品に比べUIが複雑で、ユーザートレーニングにも相応の工数がかかる。

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設定項目も少なく、無料版でクイックスタートが可能。ITのスタートアップ企業等には最適だと思われる。UIも簡便な設計でユーザーにも易しい。一方連携するアプリの選定には運用を鑑みて一考の必要有。

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無料版、有料版の無償トライアルがあり、スモールスタートが可能。社内利用する場合、各パラメータの初期設定がユーザーの使い勝手に影響するので、設定値には一考の必要あり。

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スタートアップ企業が、とりあえず無料版から利用開始するという選択肢は十分検討の余地があるが、中~大企業の場合は、GSuiteそのものの導入を前提とした方が良い。その場合、導入後の運用設計も含めて、導入工数が高くと思われる。

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14日間のフリートライアルはあるが、実際導入となった場合、有償版でのスタートが前提となる。導入そのものは難しくないが、使いこなす為のクライアント設定がやや難しいので、中~大企業の場合は、ユーザートレーニングに工数をとらないと、ツールのポテンシャルを引出しきれないと思われる。

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WebExMeeting自体は、アカウント発行後、すぐに利用でき設定も少ない為、クイックスタートが可能。ホスト側には若干のトレーニングは必要になるが、ユーザー側にはほぼ必要ない。WebExTeamsとセットで導入する場合は、設定項目が多くなり、導入の難易度は上がる。

有料版の価格帯

$5.00 - $20.00/User/月

※Teams単独ではなく、Office365の価格

$6.67 - /User/月

最上位のEnterpriseGrid版は、ボリュームディスカウントが設定されており、顧客毎の見積

$14.99-$19.99/User/月

$6.00 - $25.00/User/月

$12.00 - /User/月

最上位のEnterprise版は、ボリュームディスカウントが設定されており、顧客毎の見積

$13.50 - $26.95/User/月

米国市場でのコロナ禍四半期前年同期対比

FY19(4Q Arp-Jun) vs FY20(4Q Arp-Jun)

売上:13% up

営業利益:8% up

コロナ前からオンプレ→Office365への移管を推進していたが、コロナ禍でさらに需要が加速し、堅調な伸びを見せている。

FY19(2Q Feb-Apr) vs FY20(2Q Feb-Apr)

売上:66.8% up

営業利益:triangle198% down

コロナ禍で、SOHO需要を確実に取り込み、ユーザー数、売上をかなり伸ばしたが、事業拡大に向けた投資の失敗で損失が拡大している。今後、売却や合併の可能性がありそう。

FY19(1Q Feb-Apr) vs FY20(1Q Feb-Apr)

売上:269% up

営業利益:1,501% up

UIの使いやすさ、無料版の入り込みやすさから、様々なインダストリーにおける在宅ワーク、公立学校や習い事等のオンライン授業需要を底引いて取り込み、爆発的な成長を続けている。

FY19(2Q Apr-Jun) vs FY20(2Q Apr-Jun)

売上:triangle2% down

営業利益:triangle26% down

コロナ禍での広告収入の急激な落ち込みで、売上、営業利益ともにダウン。CEOによれば、約2億人のGsuiteユーザーがいるとのことだが、その中のどのくらいが有償版のユーザーなのかは明らかにしていない。筆者クライアントの中にもGmailの利用者は多くいるが、有償版のライセンスを持っている方はいなかった。

FY19(2Q Apr-Jun) vs FY20(2Q Apr-Jun)

売上:12% up

営業利益:391% up

投資ファンドからの資本を受け入れ、製品ポートフォリオを拡充、品質を改善して、前年同期の営業赤字からV字回復。コロナ禍の在宅ワーク需要も取り込んで堅調に推移している。

FY19(3Q Feb-Apr) vs FY20(3Q Feb-Apr)

売上:triangle8% down

営業利益:triangle6% down

WebExの入っているアプリケーションセグメントだけでも5%の減収となっており、他ツールに押されている状況。CEOからは、コロナ禍での新規ユーザー取込の為、無料トライアルの範囲を拡充した為との説明があったが、翌期の見込もまだV字回復には至っていない。

筆者総評

Office365を既に導入済であれば、追加ライセンス費用もないので、ほぼTeams一択。テキスト、ビデオチャット等、各単体機能で見れば、他ツールに劣るところもあるが、運用にあたってクリティカルなものは無い。ただ、中~大企業で導入、運用する場合は、推進力のあるIT部門のリードが必要。Office365の導入とセットでなければ、別ツールの検討が良いと思われる。

良くも悪くもチャット機能に特化されていてそれ以外は、他アプリとの連携が前提という印象。UIのカジュアルさ、導入の手軽さから、スタートアップ、中小企業でスモールスタートしたい場合には最適だが、一方で大企業での利用では、アプリ連携のオプションが多すぎて、運用ガイドラインの設計が難しくなると思われる。

ビデオチャットでは、他ツールより頭ひとつリードしている印象。プロジェクト管理や、ワークフローはUCツールとしてはサブ機能であり、他の専門アプリを利用すれば良いので、さほど気にはならない。ただ、昨今指摘があったセキュリティの脆弱性や情報漏洩のリスクから利用を制限する企業や自治体が出始めているので、取引先との会議での利用を考えている場合は注意が必要。

GSuiteをすでに利用、もしくは導入を検討している場合に限り、選択肢に入るレベル。まだリリースされたばかりで、機能や通信品質面で先行する他製品に追いついていない印象。GAFAの一角であり、今後のアップデートに期待したい。

2004年に初版リリースされた、リモートワークツール業界では老舗。UIや機能では、他ツールをしのぐ華やかさは無いが、Web会議という視点で特段劣る点も無い。安定した通信品質で米国でのユーザー満足度は高く、固定ファンがついている。まだ日本語サポートを始めたばかりだが、通信品質の高さを訴求していけば日本マーケットでも存在感を出してくると思われる。

WebExMeetingはWeb会議に特化されており、それ以外の機能はほぼ無いが、通信品質、使い勝手は良い。社内コラボレーション用に利用する場合は、WebExTeamsとのセット導入が必須だが、一方で、社内用に別のコラボツールがあり、セキュリティの関係で、社外との接続に制限がある場合等、導入負荷も軽いので、WebExMeetingのみ少ないホスト数の契約で、社外とのWeb会議用のセカンダリツールとして活用するのは価値有。



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