マネージング・コンサルタント
黒丸 涼
マネージング・コンサルタント
黒丸 涼
Kuromaru Ryo
SIerからERPの世界に
大学卒業後、Sierに入社し、スクラッチ開発や、会計システム導入を経験してきました。その当時、多くの企業でERP導入が進んでいたこともあり、ERPをキャリアの軸とするため、EBSSに入社しました。
EBSS入社後は、大手印刷機器メーカーの会計システム導入で、国内外のグループ会社拠点を飛び回ったり、メーカーの企業統廃合にともなう会計システム分離を半年で4拠点実施したり、ERPの会計領域畑で経験を積み重ねてきました。
経理だけでなく、生産・販売の幅広いユーザと会う
ERPもクラウド時代になり、以前よりまして、"Fit to Standard"という掛け声を聞くことが増えてきました。属人化されたオペレーションから、ERPを生かした全体最適・経営視点でのシステムデザインは必要なことです。
ただ、経営視点で求めるデータを収集するために、現場での入力作業に大きな負荷をかけてしまったり、理想とする標準業務プロセスを適用することが、返って現場の効率を低下させてしまったり、といった事態に多く遭遇してきました。長くERPシステム導入を経験する中で、経営陣・管理部門と現場双方が分かり合えていないことを、多く感じられます。
そのため、私はERPの中でも会計領域を担当することが多いのですが、製造、物流、営業などERPを構成する各業務領域の現場ご担当者に、なるべく多くお会いするようにしています。現場の状況も踏まえてERP導入時の課題に取り組むことで、双方が納得できる解決策を提示できるよう心掛けています。
テンポを速める事業環境変化に、実現可能で最適なシステムを提案します
6年前ERP会計システム導入でご支援したお客様から、今年改めて支援依頼をいただきました。6年前は、ERP本体を導入する立場ではなく、周辺システムとのデータ連携機能の開発、ERPがカバーしない例外オペレーションへの対応、各部門が持つEUCツールの整理などを支援しました。
今回は、事業環境変化にともなって、そのERPシステムを改修する必要があり、当時のご担当者が私を思い出し、黒丸であれば対応できると、EBSSにご連絡いただきました。過去の取り組み方を評価されたと実感できた、嬉しい出来事となりました。
昨今は、基幹システムの入れ替えサイクルよりも事業変革・M&Aの速度の方が早く、それに追従できるERPソリューションや、システム移行・統合のプロジェクト推進が求められているといえます。また、会計領域は他の領域と比べシステム対応の期限が早く設定され、より対応にスピードを要求されることが多い。
事業環境変化の速さに追従しつつ、きちんと現場の声を聴き、実現可能で最適なソリューションをご提案する。EBSSでのERPコンサルティングの経験で、これからもお客様の期待に応えていきたいと思います。
![写真 マネージング・コンサルタント 黒丸涼](img/img_13kuromaru_2.jpg)