Oracle EBS導入コンサルティング
グローバルERP導入コンサルティングはEBSSの主力事業
当社は2001年の創設以来、日本を代表するAV機器・産業機器・電子部品・重電メーカーなど、これまでに国内外100拠点以上にOracle E-Business Suite(以下、Oracle EBS)をベースとした*ERP・SCM導入をサポートしてきました。
そこで蓄積してきた、
- Oracle EBS導入・展開に関する高度な技術・ノウハウ
- 製造業の生産・販売・購買・会計などの基幹業務・システムに関する深い知識、知見
- 海外プロジェクト経験に裏打ちされたグローバル対応力
を基にして、お客様がグローバルなステージで勝ち抜くためのERP導入とSCM導入コンサルティングサービスをご提供します。
*ERP:Enterprise Resource Planning
*SCM:Supply Chain Management
ERPクラウドにも対応します
当社は、昨今増えつつある、サーバをもたないSaaS型のサービスである、オラクルのクラウド型ERPの導入にも取り組んでおります。 (Oracle SCM /ERP Cloud)
クラウド型ERPはハードウェア設備が不要で、従来型のERP導入に比べて、導入費用を抑えた短期間でシンプルな業務システムの導入が可能となります。
生産・販売・会計の基幹系業務・ERPシステムスキルをもつコンサルタントが、クラウドの新しいサービス・アーキテクチャに対応し、短期間・迅速なシステム導入のコンサルティング・ご支援を行います。
弊社のクラウドへの取り組みは、2017 Oracle Applications Cloud Consultation Award で 表彰され、ERP Cloud:二位、Sales Cloud:一位を受賞しました。
*SaaS: Software as a Service
EBS導入の豊富な経験と特徴
当社のコンサルタントは、オラクル認定コンサルタントであると共に、Oracle EBSのパフォーマンスを最大限に発揮させるため、常に新たな機能・技術の習得とスキルアップを続けています。
また同時に担当するプロジェクトの業務知識、ローカル要件を積極的に調べ、新しい国、地域へもフットワーク良く対応できることが特徴です。
Oracle EBS導入・展開に関する高度な技術・ノウハウ
ERP導入コンサルティングサービスでは、当社独自の高度な技術・知識や導入方法論を凝縮させたキーツールを利用し、ERP導入各タスクのQCDを最大限に高めます。
ERP導入プロジェクトを成功に導くツール群
キーツール | 効果を発揮するポイント | 特に効果を発揮するステージ |
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プロジェクト管理ツール | 計画フェーズの短縮、導入タスクの抜け漏れ抑止、効率的なプロジェクト運営 |
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基幹システム導入前の調査シート | 主要要件・GAPの把握、導入規模見積算定 |
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基幹システム・標準業務フロー、ファンクションチャート | 分析フェーズの短縮、要件の抜け漏れ抑止 |
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テスト支援環境 | テスト環境準備期間の短縮 |
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セットアップ支援ツール | セットアップ作業工数削減・期間短縮 |
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データダウンロード・アップロードツール:DIF(Desktop Integration Framework) | ユーザーインターフェース向上、アドオン開発抑制 |
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テスト支援ツール:ATS(Application Test Suite) | 性能テスト・負荷テスト実施時の大量トランザクション投入、回帰テスト生産性向上 |
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ユーザー教育、マニュアル作成支援ツール:UPK(User Productivity Kit) | ユーザー習熟度の向上、オンサイトサポート工数の削減 |
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移行ツール | 移行開発抑制 |
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SLA(Service Level Agreement)締結テンプレート | SLA策定の効率化・抜け漏れ抑止 |
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EBSバージョンアップ、手順書/成果物 | EBSバージョンアップ作業の定型化・効率化 |
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キーツールの概要
キーツール | 概要 |
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プロジェクト管理ツール | プロジェクト全体および各フェーズで用いる計画書、タスク細分化時の作業定義、課題管理、などの標準ドキュメント。当社導入ノウハウを注入したテンプレート。 |
基幹システム導入前の調査シート | EBS簡易FIT/GAP用のヒアリングシート。当社導入経験により、一般的に必要な確認事項をリストアップ。プロジェクト計画時、および導入前調査時に利用。 |
基幹システム・標準業務フロー、ファンクションチャート | 業務フロー、ファンクションチャートのテンプレート。要件定義時、システム機能だけでなく、業務プロセス視点からのAS-IS確認、FIT/GAP分析、TO-BE設計に用いる。 |
テスト支援環境 | 主要パッチ適用済のEBS標準インスタンス環境。客先環境の準備時にコピー元として使用することで、短時間で環境を構築、セットアップの早期開始を助長。 |
セットアップ支援ツール | Dataload、DIFを用いた環境セットアップ支援スクリプト。特に大量に登録が必要で、画面登録では多大な工数がかかるものについて、自動化を実現。 |
データダウンロード・アップロードツール:DIF(Desktop Integration Framework) | DIFを用いたデータダウンロード・アップロードのテンプレート。簡易的なBIとしても適用可能。Oracle社提供のテンプレート以外に、利用頻度の高いものを当社にて独自作成。 |
テスト支援ツール:ATS(Application Test Suite) | テストスクリプトの記述により、システム操作を自動化するツール。当社独自作成のスクリプトを多数保持。 |
ユーザ教育、マニュアル作成支援ツール:UPK(User Productivity Kit) | 実際のシステム操作をレコードし、ユーザが会話型で操作をシミュレーションできるツール。理解度テスト機能、稼働後にオンラインヘルプ的に利用することも可能で、紙ベースのマニュアルとは異なる次元でユーザの画面操作習得をサポートする。 |
移行ツール | OIF、APIをラッピングしたEBS標準テーブルへの書き込みツール。およびDIFを用いたデータ書き込み支援ツール。 |
SLA(Service Level Agreement)締結テンプレート | グローバル運用を想定した際のサービス範囲の定義と、導入チーム/現地/実運用担当間の役割分担を時系列を意識した形で定義する雛形。 |
EBSバージョンアップ手順書/成果物 | EBS11i環境をテクニカルアップグレードでR12へ上げる際の手順書。 |
製造業の生産・販売・購買・会計などの基幹業務・システムに関する深い知識、知見
東芝グループを始め、数多くの製造業でのプロジェクト参画経験で培った業務知識をもとにしたITソリューションを創出します。そのため、ERPパッケージを利用した標準の業務フローをもとに、お客様の業務フローとのFit&Gap分析を行い、効果的なERPパッケージの導入コンサルティングサービスを提供します。
システム導入の手順
海外プロジェクト経験・欧米製造業の日本展開(Japan Roll Out)に裏打ちされたグローバル対応力
欧米、新興国など海外数十拠点におよぶ基幹システムの導入・立ち上げを経験しており、国内製造業の海外拠点へのERP導入、および欧米製造業の日本展開(Japan Roll Out)の双方に関して、計画立案から導入、定着化までのサービスを提供します。
主要導入先一覧
東芝グループにおいて、国内外約70サイト、グループ外で約40サイトの構築・展開実績があります。
日本 | |
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東芝グループ | グループ外 |
本社カンパニー部門システム
工業系システム(10事業所 約30部門)
関連会社
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販売系システム
工業系システム(10事業所 約30部門)
会計システム
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北米 | |
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東芝グループ | グループ外 |
米国拠点システム(関連会社含)
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米国拠点
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欧州 | |
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東芝グループ | グループ外 |
欧州拠点システム
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欧州拠点
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アジア | |
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東芝グループ | グループ外 |
アジア拠点システム(関連会社含)
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アジア拠点
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IT導入サービスメニュー
当社では、次のようなIT導入サービスをご提供します。
サービス種類
- 製造業向け基幹システムの導入サービス
- 製造業向け基幹システムのアップグレードサービス
サービス対象のソリューション
- オンプレミス(Oracle EBS/SCM、MFG、FIN、POほか)Oracle Applications、Oracle JDE
- クラウド Saas(Oracle ERP Cloud)、Paas、Iaas(AWS:Amazon Web Services、Azureなど)
グローバル展開がキーワード
近年は多くの製造業のお客様は、グローバル展開を進めています。そのため、ERP導入もグローバルIT導入、とりわけグローバルの多拠点で同時にITを導入するような複雑なプロジェクトが増えています。当社は次のポイントが重要と考えています。
1.グローバルでの多拠点展開を意識したテンプレートの事前準備
グローバル企業は、世界中の各事業所に対して、各国、各地域固有の商習慣、法制度、文化を考慮すると同時に、共通のオペレーションを提供し、情報を集約しなければならないという難問を常に抱えています。
多拠点展開の際は、複数の商習慣、法制度、文化に対応するため、事前に各国ローカルの情報を収集してから業務プロセスを設計します。その業務プロセスに基づいた拡張性を意識して、システム側にテンプレート(標準セットアップ、共通アドオン、処理フロー、コードルールなど)を準備することが重要です。
「①調査・計画」から「②要件定義」のプロセスを通じて、各拠点へ展開する標準モデルの設計と、拠点モデルの設計とを行い、必要十分な標準化と、拠点個別性を両立させるご支援をします。
2.グローバル運用を意識したシステム設計
システムの稼働後には、グローバルでの運用が始まりますが、多拠点展開では稼働中のシステムに対して、さらにシステム利用を開始する拠点が追加されることが前提となります。グローバルの運用と拠点追加の双方に対応するには、次のポイントを十分考慮する必要があります。
- 稼働後の運用・保守モデル
- 地域ベースでのインスタンス設計
- 災害対応対策
3.導入プロジェクト推進に関するポイント
グローバル対応を考慮したテンプレート準備、環境設計の準備が整ったあと実際に各拠点への展開が始まります。この実施・推進プロジェクトでは同時展開拠点数とリソースとのバランスの検討、各国の法規制、商習慣知識への知識、未知範囲に関する調査方法の確立、グローバルパートナーの活用などが必要です。
当社は、これらに対応するプロジェクト管理コンサルティングサービスを用意しております。
このようなポイントを考慮したEBS導入の計画から導入/安定化までのコンサルティングサービスを提供いたします。