M&A ITシステム分離・統合コンサルティング 東芝ライフスタイル株式会社
お客さまの声 東芝ライフスタイル株式会社
株式会社東芝は2016年6月30日に白物家電会社の東芝ライフスタイル(TLSCグループ)の株80.1%を中国の家電会社美的集団(広東省)に売却しましたが、事業譲渡されたTLSCグループのシステムは、当時の東芝社内サービスを用いており、譲渡先の美的集団(Midea社)はこれを継続利用することを希望していました。
しかしながら使用しているソフトウエアのライセンス利用許諾、東芝のセキュリティポリシー上の理由から、そのままの利用は認められず、該当する仕組みの東芝ネットワークからの分離、及びサーバ分離が必要となり、東芝ネットワークからシステムとアーキテクチャの分離が完了するまで、TLSCグループは事業維持のための現状業務オペレーション継続を目的とした期間限定の業務委託契約(TSA*契約)を締結しました。
EBSSは、当該プロジェクトの調査・計画段階から参画し、分離計画の立案、プロジェクト管理、ベンダー折衝、ERPシステム分離、海外拠点との協業など、プロジェクト全般に関わり、無事分離完了(Go-Live)に貢献しました。
*TSA: Transition Service Agreement
東芝ライフスタイル株式会社 情報システム部 林超权部長
当社は東芝ブランドの白物家電の開発・製造・販売を行う企業であり、2016年7月に美的集団グループ傘下となり、M&A後3年以内での東芝グループからのシステム・インフラの分離とプロセス革新を目指し、“TLSC632プロジェクト”を立ち上げました。
プロジェクト開始当初に直面してした課題は、
- 複雑な業務プロセス(特に営業領域)
- 数十にも及ぶ子会社や海外販社・工場含めたシステム分離・移行
- 親会社である美的集団との連結決算プロセスの構築
などですが、東芝のプロセス・ITを熟知されているEBSSにプロジェクト当初から参画頂き、協力していただき、プロジェクトは当初のシステム・インフラ分離計画を1年前倒し2018年7月にGo-Live、TSAコスト50%削減を達成する事ができました。
AS ISプロセスの整理、海外拠点の移行、インフラ分離およびGo-Live後の業務サポートを担当頂いたEBSSの豊富な知見や精緻な問題分析と提案、役割を超えた献身的な活動は、上記達成と業務安定稼働に大きく貢献頂いたと確信しています。
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