RPAスタートアップサービス キオクシア株式会社(旧東芝メモリ株式会社)
2018年8月から開始されたキオクシア株式会社(旧東芝メモリ株式会社)のRPA全社展開プロジェクトでは、POC(*)終了後の全社展開で、Bot開発の効率化、運用組織体制、導入に関する統制・ガバナンス管理整備の必要性に直面していました。
*Proof of Concept:「概念実証」。 新しい概念や理論、原理、アイディアの実証を目的とした、試作開発の前段階における検証やデモンストレーション。
EBSSは、業務とITの間でCoE(Center of Excellence)組織を構築、導入プロセス、ガイドライン、ロードマップ、品質管理基準、運用SLAの整備などを進め、キオクシア株式会社のRPA全社展開を支援。POCから全社展開への壁の克服に貢献しました。
写真:(左から)イー・ビー・ソリューションズ株式会社 柳澤時彦取締役、駒津公一部長、キオクシア株式会社 IT推進部 部長 小川勝氏、イー・ビー・ソリューションズ株式会社 錦織礼二マネージング・コンサルタント
キオクシア株式会社 IT推進部 部長 小川勝氏
当社では製品の高密度化や生産規模拡大に伴う四日市工場の技術者における業務・作業負荷の増加を抑制すべく、2017年度よりRPAの導入を開始しました。工場の安定稼動はもとより、生産性・業務品質の向上を実現しました。
2018年度より更なるRPA適用領域の拡大の検討を始め、具体的に進めるにあたり同年度下期よりEBSS様に参画頂き、以下のとおり体制整備を開始しました。
- 計画段階:ロードマップおよび、その実現に必要な体制、ライセンス、導入プロセス、ガイドラインを明確化。
- 実行段階:10部門の導入状況を同時並行で進捗管理。
結果として、RPAの導入期間を平均25%短縮(1.3か月から1.0か月に)、半期あたりの導入適用業務数2倍(10件から20件に)とBotの開発品質の安定化に大きく貢献できたと認識しています。
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