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『S-PMO』の時代

『S-PMO』の時代[第3回] - これからのPMO


EBSSマーケティングチーム

2019.2.15

これからのPMO

これからのIT導入プロジェクトを成功させるには

それでは、これからのIT導入プロジェクトを成功させるにはどうしたら良いでしょうか? 前回のコラムでは、ITシステム軸、業務形態軸、ビジネス形態軸、でIT導入プロジェクトを検討してきました。

  • ITシステム軸ではコンパクト性重視の「Small-PJ」
  • 業務形態軸は効率的にスマートに組み合わせる「Smart-PJ」
  • ビジネス形態軸はスピード重視で検証重視の「Speed-PJ」とそれを確実に遂行する「ShortTerm-PJ」

とプロジェクト形態に特徴があります。

いづれもプロジェクトに適したリード役がプロジェクトを運営することこそ成功の秘訣で、各々のリード役をITシステム軸は『Small-PMO』、業務形態軸は『Smart-PMO』、ビジネス形態軸は『Speed-PMO』と『ShortTerm-PMO』、と名付けてみました。

これらの新しいタイプのリード役を総称して『S-PMO(エス・ピーエムオー)』と呼ぶことにします。『S-PMO』に共通しているのは、実行計画、業務、PMO、IT導入の4本柱の知見を持ち、新しいことにも柔軟に対応していく力です。図10に概念のイメージをまとめました。

S-PMO概念のイメージ

特に少人数のプロジェクトでは、リード役が上記の4本柱をマルチに対応できることが求められますが、逆にプロジェクトの情報がリード役に集中するので効率良く漏れの少ないプロジェクト運営を実施することが出来ると考えます。

デジタルな情報を活用しながらアナログのマインドで調整することこそ『S-PMO』の腕の見せ所です。

まとめ

ビジネスの急激な変化とCloudやSaaSの進歩により、デジタルビジネスや基幹システムにSaaSを活用した新しいIT導入プロジェクトが増加しています。これらのプロジェクト形態を複数の切り口で紹介し、プロジェクトを成功に導くために『S-PMO』の役割が重要なことを記載してきました。

プロジェクトの推進にリード役は必須です。このコラムでは『S-PMO』と呼んでいますが、プロジェクト形態が変化をしているなかで、従来のプロジェクトを管理することが主な役割のPMOから、ビジネスやIT構築に踏み込んでリードするPMOの必要性を記載してきました。

読者のみなさまがこれから進めるプロジェクトで『S-PMO』を考えてみませんか?本内容が少しでもみなさまのお役に立つと幸いです。

備考

本文中に含まれる名称は、各社の登録商標または準ずるものが含まれています。

本文中のグラフ・図・表は、特に記載のない限り各種データソースより弊社マーケティングチームが作成したものです。

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