環境
環境スローガン
「環境はきれいな地球のたからもの」
環境方針
2024年4月1日
当社は、発電・産業システム、船舶用電機システム等の開発・製造拠点として、サービスを含む環境調和型製品の提供により顧客と社会に貢献します。
また、当社は豊かで美しい瀬戸内海、世界文化遺産姫路城と近接しており、東芝グループ理念体系における「人と、地球の、明日のために。」の信念のもと、脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会を目指した環境活動により持続可能な社会の実現に貢献するため、環境活動を次の方針で積極的に推進します。
- 環境への取組みを経営の最重要課題の一つとして位置付け、事業と調和した環境経営を推進します。
- (1) 環境パフォーマンスを向上させるための環境マネジメントシステムの継続的な改善・向上を図ります。
- (2) 事業活動、製品・サービス(敷地外で行う発電機据付・工事・調整試験含む)に関わる環境側面について、生物多様性を含む環境への影響を評価し、環境負荷の低減、汚染の予防などに関する環境目的および目標を設定し、環境活動を推進します。
- (3) 環境保全に関する法規制及び当社が受入れを決めた外部の要求事項を守り、さらに法規制値より厳しい自主基準値を定め遵守します。
- (4) グループ会社、関係会社を含め全員で環境保全活動に取り組みます。
- 事業活動において、次の環境配慮活動に取り組み、環境負荷低減に努めます。
- (1) 生産設備、動力供給設備等に使用する電気・ガス・重油等の削減によるCO2排出量の抑制
- (2) 大気・水域への特定化学物質排出量の削減
- (3) ゼロエミッションの継続及び廃棄物総発生量の削減
- 開発・設計段階より、環境配慮活動に取り組み、環境調和型の製品・システムの提供を行います。
- (1) エネルギー効率の向上や消費電力の低減によるCO2排出量の抑制
- (2) 小型化、軽量化等による資源投入量の削減
- (3) モジュール化や解体性向上等による再使用・再利用・再資源化の容易化
- (4) グリーン調達ガイドラインの取り組みによる特定化学物質の削減及び代替化
- 地域・社会との協調連帯により環境活動を通じて社会に貢献します。
- (1) 相互理解の促進のために、積極的な情報開示とコミュニケーションの実施
- (2) 地域社会の環境活動に参画と協力
西芝電機株式会社
代表取締役社長
後藤 秀範
ISO14001 登録証
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環境調和型製品事例
発電システムコントローラ
従来より様々なコントローラを商品化してきましたが、従来のコントローラからの更新や増設対応が可能な新型コントローラを開発し、一本化しました。これにより今後のモデルチェンジにも影響が少なく、長期にわたり安定供給ができるようになりました。
LNG船 コンプレッサー用 2Pモータの小型化開発
- 小型化により 競合他社と同等の体格を実現しました。
- L/D Comp.モータは現状重量より37%低減しました。
電気推進システム、軸駆動発電装置の大容量化
従来より船舶の省エネルギーに寄与できるシステムとして、電気推進システムおよび軸駆動発電装置、更には電気推進モード付き軸駆動発電装置の提案と納入を行ってきました。市場のニーズにより、更なる機種の拡大、および大容量化を進めていきます。
非常用発電機
陸用非常用発電機の設計および冷却を改良することで、より軽く、より材料使用量の少ない発電機を開発しました。製造に必要な材料は従来の同容量発電機に比べ総重量で約5%削減しました。(片軸受機種、両軸受け機種)
船用標準中型ディーゼル発電機
船用標準中型ディーゼル発電機の設計および製造方法を改良することで、より軽く、より材料使用量の少ない発電機を開発しました。製造に必要な材料は従来の同容量発電機に比べ総重量で約10%削減しました。(片軸受機種)
高機能型デジタルAVR
来機種に比べて重量・体積を削減。
(重量64.9%減、体積62.9%減)
また、電子パーツ類にRoHS適合品を採用し、特定化学物質も削減した。
インバータ式電動消振機
船舶において居住環境を快適にするために、推進用エンジンにより発生する船体の振動を低減させる消振機のニーズが増加しています。
当社の従来の消振機は、電磁式継手と一定速の電動機を用いていましたが、今回インバータで電動機の回転数を制御する新方式を採用した結果、従来機に比べ大幅な小型、軽量化(本体重量軽減39%)を実現した上に、消費電力も従来機の46%低減することができました。
- ※ 事例に記載の数値は一例を示すものであり、保証値ではありません。
また、シリーズ全ての機種、システムに一律に性能を保証するものではありません。
環境に貢献するシステム事例
リチウムイオン電池搭載型スーパーハイブリッド推進システム
システムのメリット(船の特長)
- 港湾内CO2ゼロエミッション化
- 港湾内推進時における主機低負荷運転の回避
- 港湾内推進時及び停泊時における居住環境の改善
- 停泊時及び短距離航海における船員労務負荷低減
- 主機及び発電機関の運転時間低減
2019年2月27日に就航した内航鋼材船「うたしま」※は、当社納入品のリチウムイオン電池、充放電装置、推進電動機兼軸発電機を搭載した国内内航貨物船として初のリチウムイオン電池を利用したハイブリッド推進システム船です。
本システムの特徴は通常航海時に主機の高効率域で発電した電力をリチウムイオン電池に蓄電(充電)を行い、港湾内などの短距離航行時に主機を停止して、蓄電エネルギーを利用(放電)することです。
- ※ 船主:向島ドック株式会社、運航:NSユナイテッド内航海運株式会社
【本システムに関する受賞】
一般社団法人 日本電機工業会
2020年度(第69回)電機工業技術功績者表彰 重電部門(優良賞)
「リチウムイオン電池を搭載したスーパーハイブリッド推進システムの実船化」
- ※ 事例に記載の内容は一例を示すものであり、システムに一律に性能を保証するものではありません。
東芝グループ エクセレントECP認定製品
【エクセレントECP】
ECP基準(=東芝環境品質)を適合し、製品リリース時に主要環境性能No.1を達成している製品
船舶用電気推進装置
- インバータ制御システム、発電機、推進電動機
-
- 省資源(床面2.1m²→1.7m²) 質量(2.0トン→1.5トン)
- 省エネ(燃費20%改善)
始動に必要な発電機を1台に減らせるオンリーワン製品
- ※ 事例に記載の数値は一例を示すものであり、保証値ではありません。
また、シリーズ全ての機種、システムに一律に性能を保証するものではありません。