西芝電機株式会社

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健康経営

Ⅰ 西芝電機の健康経営の目的

当社は1950年に発足以来、モノづくりを通して社会のインフラシステムを支えてまいりました。
続く未来に向けて創造的な事業活動を進めていく上で、当社は従業員の健康維持・向上のためには、安心・安全な環境でいきいきと働くことの実現が最も重要であると考えております。そのために「健康経営」に取り組んでいます。

1.健康経営宣言

[イメージ] 健康経営宣言
健康経営宣言

[イメージ] 健康経営優良法人 2024 認定証
健康経営優良法人 2024 認定証

2.健康経営戦略マップ

「従業員が安心・安全な環境でいきいきと働くことができる」ことを実現するための健康経営戦略マップを策定しました。

[イメージ] 健康経営戦略マップ

Ⅱ 健康経営推進体制

戦略マップに沿った活動は以下の体制で推進してまいります。

[イメージ] 健康経営推進体制

Ⅲ 健康施策

1.健康と生活習慣

(1)定期健康診断(年1回実施)

定期健康診断受診率
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
100% 100% 100% 100%

定期健康診断結果に対して西芝基準による就業区分判定を実施し、脳・心臓疾患の発症リスクが高い従業員に対して継続的な保健指導や時間外勤務・出張等の勤務管理・労務管理を進めています。
定期健康診断結果により精密検査が必要とされた従業員へは産業医による受診勧奨および受診結果確認をしています(産業医が受診勧奨した精密検査受診率は100%です)。また、健康リスクが高い従業員へは定期的に産業医や保健師による面談を行っています(治療が必要な方の治療継続率は100%です)。

(2)健康KPI(定期健康診断結果より集計)

KPI
KPI項目 2025年度
目標値
2023年度
集計値
2024年度
集計値
アウトカム 血圧ハイリスク(要治療域)者の割合 7.2%未満 1.1% 0.8%
血糖ハイリスク(要治療域)者の割合 2.5%未満 2.0% 1.9%
メタボ該当率(全年齢) 14.5%未満 19.6% 20.7%
メタボ予備群率(全年齢) 14.1%未満 15.3% 18.1%
プロセス 喫煙_喫煙している者の割合 21.5%未満 26.9% 27.1%
運動_6,000歩/日未満の者の割合 50%未満 64.7% 58.3%
運動_運動習慣がない者の割合 71.3%未満 76.0% 75.2%
食事_就寝前の2時間以内に食事をとる者の割合 37.2%未満 45.8% 41.4%
飲酒_1日の飲酒量が多量飲酒となる者の割合 14.5%未満 11.2% 10.7%

東芝グループで設定している目標値と照らし合わせ、メタボ対策、禁煙対策、生活習慣改善が課題であることを把握しました。これらの指標が改善されるよう、以下の施策に取り組んでいます。

  • ①メタボ対策
    健康保険組合との連携により、特定保健指導(※)を強化しました。特定保健指導実施率は2022年度は85.0%であったところ、2023年度は100%(継続中も含む)の実施を行い、対象者のメタボリックシンドローム改善に向けた取り組みを進めています。
    ※特定保健指導とは:
    高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて行われます。生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートをします。
  • ②禁煙対策
    禁煙の推進(禁煙パッチ配付を含む禁煙教育)を実践しています。2024年度に禁煙教育の内容を一新し、目標値達成に向けて推進を行っています。
    [イメージ] 禁煙セミナー風景
    禁煙セミナー風景
  • ③生活習慣改善
    従業員のヘルスリテラシー向上を目的に、毎月産業医による健康講話を実施しており、全従業員が視聴できるよう動画配信も行っています。2023年度のテーマは「ウォーキング」「禁煙」「生活習慣病」「睡眠」などを取り上げました。
    2024年度に健康プラットフォーム「PepUp」を導入したことにより、健康記事が定期的に配信され、食生活等についても楽しみながら知識を得られるような工夫をしています。
  • ④運動習慣定着
    2023年度は運動イベントを7回開催しました(ウォーキングイベント2回、ゴルフ大会1回、ソフトボール大会1回、ボウリング大会1回、輪投げ大会2回)。
    参加延人数は約1,650名、参加率は約40%でした。イベントには年間合計で約140万円投資しています。 ウォーキングイベントの終了後アンケート結果より、イベントによる歩数記録が運動日数の増加につながっていました。また、上記イベントが組織内のコミュニケーション促進のきっかけづくりにも役立つことも分かりました。

    [イメージ] ソフトボール大会
    ソフトボール大会

    [イメージ] ボウリング大会
    ボウリング大会

2.こころの健康

労働安全衛生法に基づくストレスチェックを年1回実施しています。

ストレスチェック
  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
ストレスチェック回答率 89.6% 91.5% 91.6% 97.7%
総合健康リスク(※) 106.3 102.7 102.0 101.0

高ストレス判定者の割合が低下するよう、セルフケアについて定期的に社内に情報を発信、e-ラーニング教育でも知識を深めています。
ラインケア(管理監督者によるケア)についても定期的に教育を実施しています。2023年度、管理監督者向けに実施したラインケア研修では、研修後のアンケート調査の結果、回答者の全員が「大変よく理解できた」もしくは「理解できた」と回答していました。
社内の相談窓口では勤労担当者・産業医・保健師が対応するほか、東芝健康保険組合による24時間365日対応の相談窓口も紹介しています。
※総合健康リスクとは:
現状の職場のストレス状態が労働者の健康にどの程度影響を与えるかを判断するための指標で、目標値を100以下で設定しています。

3.女性の健康

「女性と健康」をテーマに健康講話を役員・従業員・派遣社員全員対象に実施しています(講話内容の動画配信も行っています)。妊娠したときの社内制度等母性保護に関することも説明し、女性が妊娠・出産に安心して臨めるような体制を整えています。
社内の相談窓口では女性特有の身体やこころの不調についても相談対応しています。

4.働く60歳以上の方への支援

「働く60歳以上の方の健康」をテーマに健康講話を役員・従業員・派遣社員全員対象に実施しています(講話内容の動画配信も行っています)。60歳以上の方自身も、周りの人も、安心・安全に働けるような内容で、皆が安心して働ける環境づくりを行っています。

5.感染症対策

感染症予防の知識の普及と注意喚起のため、定期的に情報発信しています。
従業員の新型コロナ予防接種・インフルエンザ予防接種費用の補助を行っています(インフルエンザは健康保険の被扶養者も対象)。
2024年度は、従業員の麻しん抗体検査への補助も実施しました(一部は定期健康診断と同時実施)。

6.働く環境

時間外労働、年次有給休暇取得、平均勤続年数の状況は以下の通りです。

時間外労働、年次有給休暇取得、平均勤続年数の状況
  2021年度 2022年度 2023年度
時間外時間(法定)(月間一人あたり平均) 7.78時間 7.19時間 7.49時間
年次有給休暇取得日数(年間一人あたり平均) 17.4日 18.7日 18.3日
平均勤続年数 19.48年 19.91年 20.92年

ワークライフバランスのとれた働き方の推進に向けて、仕事と生活の両立に向けた各種取り組みを行っています。
年次有給休暇についても取得しやすいように会社をあげて取り組んでいます。
加えて疾病を抱えながら働く方への支援にも取り組んでおり、産業医・保健師、勤労担当、上司が連携し、皆が働きやすい職場環境を目指しています。
さらに、ストレスチェック後の集団分析結果を参考に、職場環境改善も行い、心理的安全性が高まるような職場づくりを継続しています。

7.各種パフォーマンス指標

(1)アブセンティーズム(病気やその他の理由で仕事を休んでいる状態)

アブセンティーズム(病気やその他の理由で仕事を休んでいる状態)
  2021年度 2022年度 2023年度
年度末における傷病での休職発令者率 0.3% 0.5% 0.4%

(2)プレゼンティーズム(何らかの疾患や症状を抱えていたり体調不良を感じながら勤務している状態)
当社におけるWFun (Work Functioning Impairment Scale) による測定結果は、2024年度は「問題なし」と「軽度」を合わせると77.4%でした。
今後はこの率を更に高めていくために心身の健康の保持増進のための施策の展開に取組んでいきます。
WFun (Work Functioning Impairment Scale)は産業医科大学で開発された指標です。当社におけるWFun の測定は、SOMPOヘルスサポートの提供するWFunで行いました(2024年度測定人数:623人、回答率:86.8%)。

(3)ワーク・エンゲージメント(従業員が事業計画や組織運営方針、活動施策を理解するとともに、仕事にやりがいを感じ、成果を出すために自律的に貢献する意欲)

ワーク・エンゲージメント
  2023年度
エンゲージメントスコア 52点
測定人数 694名
回答率 97%

(測定方法:TEAMサーベイ※)
※Toshiba Employee Activity and Morale Surveyの略で、以下の3点を目的とした年に1度の調査です。
①ビジネス上で求められる組織風土と現状とのギャップを可視化し、改善につなげること
②会社や組織などの所属部門および業務活動に関する従業員の認識や従業員エンゲージメントレベルを把握し、課題領域を特定すること
③組織風土や従業員エンゲージメントの向上にむけた施策の立案・実施につなげること
エンゲージメントスコアが向上するよう、結果の分析と課題抽出、施策の実行を展開に取組んでいきます。

8.施策の満足度(外部業者によるラインケア研修)

2023年度に実施した管理職向けラインケア研修では、終了後アンケートで「80%以上の満足度」と回答した受講者は85%でした。

Ⅳ 健康づくり推進のために

・兵庫県健康づくりチャレンジ企業

[イメージ] 健康づくりチャレンジ企業

働き盛り世代の健康リスクが注目されている昨今、兵庫県では従業員・職員や家族の健康づくりに取組む企業・団体を「健康づくりチャレンジ企業」として登録し、働き盛り世代の健康づくりを推進・支援しています。
当社は兵庫県健康づくりチャレンジ企業に登録されています。
健康づくりの情報を活用し、支援メニューを活用しながら、従業員の一層の健康づくりを推進してまいります。

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