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船舶用発電機・電動機増産に向け、生産設備を積極投資
2007年12月17日
世界的な海運需要の拡大を背景に、船舶用電機システムは、かつてない高い受注水準を維持しており、コンテナ船やばら積み船向け中心に発電機、電動機等が急増しております。
また、旺盛な造船需要は、今後も持続するものと考えられますので、将来の船舶需要を見据えて、今が増産への体制整備を行う好機と考えております。
当社は、2004年に、大形発電機の増産対応中心に10億円規模の設備投資を行うなど、船舶需要の拡大を先取りした投資を実施してきましたが、今回は、主力の中形発電機の増産対応として、積極的な設備投資を行い、中形発電機の生産能力を1.5倍に拡大をはかります。
当社の設備投資としては過去最高の水準でありますが、試験設備の大型投資や順送プレス、溶接ロボット導入など省力化投資を積極的に行い、競争力の強化並びにシェアの拡大をはかります。
設備設備の内容と投資額
試験関係設備 | 発電機、電動機、システム製品の全負荷試験用設備 |
---|---|
機械加工設備 | NC複合加工機、マシニングセンター |
プレス機械 | 順送プレスの増設 |
その他 | 溶接ロボットの導入、クレーン設備、乾燥炉の増設など |
これらの設備投資総額は約17億円であります。
うち、回転機に関する投資額は、約13億円であります。
船舶用発電機および電動機の生産台数(現状と今後の見込み)
現状 | 2009年度見込み | |
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中型発電機 | 月60台 | 月90台 |
その他発電機・電動機 | 月70台 | 月90台 |
合計 | 月130台 | 月180台 |
設備投資の効果
- 生産能力の拡大
- 試験検査能力の拡大
- リードタイムの短縮と生産効率の向上