最新技術でイノベーション
火力発電も進化し続ける
T.Tさん
2014年度入社
発電制御事業
システムソリューション第四部 発電監視制御システム第一担当
出身学部・学科:自然科学研究科・電気情報工学専攻
電気を作り出す原動機
タービンを操って社会に貢献
私が大学3年生の時、東日本大震災がありました。停電などを目の当たりにし、社会インフラの重要性・必要性を強く感じ、それまで『電気関係』というざっくりとした将来の仕事は『社会インフラ』という明確なものに変わりました。
私が所属する部署では、火力・水力発電所向けの制御装置、監視制御装置およびICT・IoT機種を取り扱い、電気を作るための各種制御装置のシステム開発・保守を行っています。私が担当するのは、火力発電装置の中にある『タービン』と呼ばれる羽根車の回転数を制御する装置の設計です。入社するまではタービンの現物が想像つかなかったので、初めて現場で見た時はその大きさに圧倒されました。(これを制御するんだ、すごいことを始めるんだ…)と思いつつ、社会に貢献できるであろう喜びと同時に責任も伴う仕事なんだと感じたのを覚えています。
業務は基本的にはOJTで学んでいきますが、一日一つは必ず先輩に質問することを心掛けていました。同じようなことを繰り返しているようでも、質問することで何か気づきを得ることができる、そう信じて続けました。
仕事への自信と希望を与えてくれた
上司の行動力と思いやりに感謝
入社して2年目でした。私の地元、新潟県内にある発電所の案件を任されました。2年目というのは異例の早さでしたが、当時の上司は現場で力を磨くという考え方だったのでしょう、「私がちゃんとカバーするから、思いっきりやってみろ」と強く背中を押してくれました。大きなビジョンを持って社会に貢献したいと上京しましたが、やはり地元に対する思いは特別です。いろいろな方からサポートを受けながら現地で無事に稼働しているのを見たときは、本当にホッとしました。入社して早いタイミングでこのような貴重な体験ができたことで、「これからもこの仕事を続けていける、社会に貢献する仕事ができる」と思えるきっかけになりました。当時の思いのとおり、今もなおタービンを制御する装置の設計を続けています。地元の仕事をアサインし、私に自信と希望を与えてくれた上司に心から感謝です。
綿密な計画で作業に集中し
より良い品質を生み出す
業務を行う上で大切にしていることはていねいな仕事をすること、そして時間と品質のバランスをとることです。このバランスを保つために、1日単位でのスケジュールを立てるように心掛けています。1日1日のスケジュールをしっかりと守っていくことで、今日はここまでやればいいという安心感から余裕が生まれ、作業に集中でき、ていねいに取り組むことができるのです。ていねいな作業は必然的に品質も確保されます。そしてもうひとつの利点は、後戻りが発生した時も挽回が楽だということです。どの時点まで戻ればいいかが一目瞭然ですから、一石二鳥ですね。
入社して10年以上が経ちました。いまはカーボンニュートラルが主流で、原子力や水力発電が注目されがちですが、火力発電も進化を続けています。当社だけではなく東芝全体で、常にイノベーションを起こしています。最新技術に触れられる、最前線で仕事ができるというのが、この仕事の大きな魅力です。
1日のスケジュール
8:15 | 出社・メールチェックと当日の業務確認 |
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9:00 | 打ち合わせ資料作成 |
10:00 | 打ち合わせ&レビュー |
12:00 | 昼休み |
13:00 | チームミーティング(業務進捗、トピックス確認) |
15:00 | 設計資料作成 |
17:00 | 問い合わせ内容確認、回答 |
19:00 | 退社 |
休日の過ごし方など
休みの日は家族で出かけることがほとんどです。公園や遊園地、水族館や動物園、イベントなど子どもたちが喜びそうなイベント情報を見つけて都合が合えば行くようにしています。ぶどう狩りやいちご狩りなど旬の果物を食べに行くのも家族が喜びます。イベントといえば府中はお祭りを1年の間に数多く開催(くらやみ祭、すもも祭、くり祭など)しているので、お祭り好きな人にはおすすめです。